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7月19日(土)〜21日(月)の3日間、私たちは支援先である株式会社en’toさんの創業イベントが開催されました。
▼イベント内容はこちら
【創業記念イベント】暮らしの、ちいさな工作室
企画立案からコミュニケーション戦略の設計・実行まで一貫して携わり、結果的に3日間すべて満員御礼。
嬉しい手応えと感謝ばかりの3日間でした。
en’toさんは、「Life Creative Partner」をコンセプトに、お客様にベストな住空間やライフスタイルを提案する企業。
今回のイベントでは、その価値観やサービスを地域の方々に実際に体験してもらうことが大きなテーマでした。
でも、この成功の裏側には、いくつもの懸念や不安がありました。


外部環境的にはやや不利な状況から
イベント開催にあたって立ちはだかった主な課題は次の通りです:
- 創業直後のため、当然のことながらブランド認知が競合に比べまだ低い状態。
- 同時期に、地域で大型の祭りや有名工務店の住宅イベントが集中。(しかも他社は参加費無料)
- 開催日が3連休と重なり、旅行など県外への流出が想定される。
- 途中から駐車場やサービス品質確保のため予約制に切り替えたことで、気軽に立ち寄りにくい心理的ハードルが生まれた。
イベントを取り巻く状況は正直、かなりチャレンジングでした。
特に「有料であり、かつ予約制」への移行は、開催側の信頼性や情報の精度が問われる場面。
お客様にとって、何を得られるのかが明確でないと来場の決断は難しい。そのハードルをどう越えるかが、企画の肝でした。
ブランド戦略とPR戦略を融合したイベント文脈
今回は短期的な成果を求めるだけでなく、長期的にお客様との関係を育てるための土台づくりとして位置づけました。
そこで、ブランド戦略とPR戦略を重ね合わせ、一貫性あるメッセージ発信を行うことに注力。
具体的には、ブランドの理念や価値観をぶらさずに、どの発信にもその“芯”を通すことを意識しました。
「このイベントをなぜ開催するのか」
「今後どういった会社で在り続けたいのか」
こうした背景や今後の展望を丁寧に共有することで、新規ブランドでありながらも、一定の信頼を得られるよう心がけました。
また、PRについても、ブランディングの文脈を軸に設計。
創業理念に基づいたストーリーを発信の中心に据えることで、結果として短期の集客にも、中長期の認知・信頼向上にもつながったと考えています。
この点は今後イベントを重ねるごとに、じわじわとブランドパワーの向上につながっていくはずです。
▼本イベント開催にあたって作成したプレスリリース
家族と地域をつなぐ家づくりで、岡山の100年先の暮らしを支える。注文住宅・セミオーダー住宅を手がける株式会社en’to、事業を本格始動

成功の鍵は改善のスピードの早さ
このイベントにおいての一番の成功要因は、細かい調整と改善のスピード感だったと思っています。
準備段階から当日まで、あらゆる発信から感じ取れるユーザーの本音をすぐに拾い、小さなことでも即アクションをかけていく。
その繰り返しが、イベント全体の質を底上げしていきました。
たとえば、、出稿していたmeta広告の動きや予約状況の動き、問い合わせの傾向をこまめにチェックし、どんな反応があるかを観察。
効果が見えにくい施策はすぐに見直し、別の方法へと舵を切る。
実際に、イベント期間中は広告コピーや伝え方を何度も調整し、常に“より良いもの”を目指してブラッシュアップを重ねました。
短期間で成果を出すためには、改善サイクルをどれだけ早く回せるかが重要なポイント。
やってみて、直して、また届ける。
この一連の流れを繰り返すことで、お客さまからの反応がリアルタイムで良くなっていくのを肌で感じることができました。
さらに、この改善サイクルとスピード感のおかげで、競合他社とは異なる差別化の方向性を見出すことができ、独自性のあるクリエイティブの開発につながりました。
今回築いたクリエイティブやマーケ施策の数々は、間違いなく貴重な財産になるはずです。

PDCAの高速回転を実現させたチーム力
今回、PDCAサイクルを高速で回転させられた要因は、en’toさんとのチームの高い連携力と柔軟性にあったと思います。
メンバーの一人ひとりが自分の役割を明確に理解し、日々の業務の中で積極的に情報共有を行いました。
問題点が浮上した際には即座にチーム内で共有され、全員が一丸となって解決策を検討し実行。(細かく情報共有してくださったen’toさんに感謝しかない!)
また、イベントの準備段階から各メンバーが自発的にアイデアを出し合う環境を作ったことで、改善や調整がスムーズに行われました。
各担当が自律的に動きつつ、密接なコミュニケーションで互いの進捗状況や課題を把握し合っていたんです。
このようなチームとしての結束力と柔軟な対応力があったからこそ、PDCAの高速回転が可能となり、イベントの成功につながったと確信しています。
マーケティングは想像以上に地道な仕事
マーケティングと聞くと、派手な施策が注目されがちですが、その裏には、目立たない地道な作業の積み重ねがびっしり詰まっています。
「なんでこの動きになるんだろう?」と、お客様の行動一つひとつに疑問を持ち、観察し、仮説を立てて検証する。
その繰り返しの中で、「この一文が引っかかっているのかも?」と気づけば、一文字単位でテキストを見直したり、別の写真を試したりして微調整を重ねる。
そうやって思考し手を動かし続けることでしか、“お客様との対話”は成立しないんです。
そしてその対話こそが、マーケティングの本質なんじゃないかと、今回のイベントを通じて改めて強く感じました。
たとえ一瞬のバズがあったとしても、それは日々の小さな積み重ねがあってこそ。
だからこそ、この姿勢を忘れてはいけないと思っています。

en’toブランドの魅力を改めて実感
このイベントを通じて改めて強く感じたことがもう一つ、それはen’toというブランドが持つ“人のあたたかさ”です。
スタッフの皆さん一人ひとりが「どうすれば喜んでもらえるか」を考え、笑顔で、丁寧に、柔軟に対応されていたこと。
それが、お客様の安心感や満足感に直結していて、多くの口コミやSNS投稿にもつながっていました。
(正直ここまで口コミしてくれるとは思っていなかったくらい)
一人ひとりの小さな配慮や心遣いが、en’toらしい“体験価値”として伝わっていたのだと思います。
この魅力をもっと広く届けられるよう、私たちもこれからも引き続き支援を続けていきます。


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▼株式会社en’toさんのWEBサイトはこちら
https://ento8.com/
この記事を書いた人

クリエイティブディレクター
萩原 雅貴
これまで100を超えるブランドのWEB・デザイン・クリエイティブディレクションを担当。固有の価値を伝える現場において、ビジョン・コンセプト開発、事業戦略設計、制作クリエイティブディレクション、執筆まで。ものづくりに情熱を注ぐ人や組織と手を組み、情報ではなく情緒でつなぐことを指針に活動。ブランドマネージャー1級


